2017年7月15日土曜日

林道鹿曲川線 崩落現場

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ビーナスラインが無料化されたのが2002年2月。それと同時に林道夢の平線と林道鹿曲川線も無料化された。
林道鹿曲川線は長野県佐久市春日温泉から大河原峠より望月側に下った所にある蓼科仙境都市までの舗装林道。

当時の有料料金。
ビーナスライン全線 普通車合計2880円 二輪合計1960円
林道鹿曲川線 普通車400円 二輪150円

林道鹿曲川線は、法面の崩落や落石等のため、通行止といたします。
平成21年10月19日(月曜)~
なお、大河原峠へは林道唐沢線及び、大河原線(蓼科スカイライン)をご利用ください。(佐久市のHPより)

蓼科スカイライン(青線)と林道鹿曲川線(赤線)

有料当時は一度も行かなかった。行かないうちに通行止めになってしまった。今はどうなの? 様子を見に行ってみる。
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今日は天気も良く、ビーナスラインは観光客で一杯。
富士山も良く見えた。
自分が居るべき場所じゃないような気がして、写真だけ撮ってさっさと蓼科スカイラインへ向かう。
大河原峠も溢れんばかりの車・・・。止まらずに素通り。

気味の悪い仙境都市の、林道鹿曲川線入口に到着。

ここの仙境都市、ほんと気味が悪い。以前霧で(雲の中?)まったく見通しの利かない中、無人の別荘がライトの先にぼわ~んと浮かび上がって見えた時は本当にぞっとした。それ以来どうもこの区間は気持ち悪くてあかん。

分岐からすぐのところにあるバス停。ここでしばし休憩。

しばらくこんな道を走る。以外と行けるんじゃない?

こんな崩壊個所もあるけど、まだ大丈夫。

と思ったら、バリケード出現。ここからが本当の意味での林道鹿曲川線だ。
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崩落現場までを動画にしました。


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以下、動画より抜粋。

落石は大きくて多い
道がえぐれてる
山伏隧道
昭和40年3月 竣工
ここは下見して行けると判断した
倒木あり
崩落現場 180度ヘアピンカーブ
犯人はヘアピン反対側の小さな沢

ここを抜ければまだ行けそうなんだが
ここでギブアップ
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この後、バイクはコケるは、釘踏んでパンクするは、疲れて帰宅した。

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本日の走行距離 200㎞
燃費 59km/l
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2017年7月8日土曜日

東山道と神坂峠


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東山道(とうさんどう)の話。

今の日本の行政区分は47都道府県。
その昔、奈良、平安時代の行政区分は5畿7道であった。
都とその周辺5国を合わせて近畿と言い、その他を7つの道に分けて統治した。(北海道を入れて8道とも言う)
5畿7道の区分け
ざっくりフリーハンド地図 (^^♪
その行政区分の内のひとつ、滋賀県から始まり岐阜、長野、群馬、そして東北全部の範囲を東山道という。今でも東海道や北陸道は普段聞く言葉だが、東山道という言葉は聞くことはない。なぜでしょう?
思うに、その後の時代の行政の中心が関東に移り、京と東北までを結ぶ山間の険しい道の必要性がなくなってきたからだろうか?

道としての東山道は、この道内のいわば国道である。庶民の生活道ではなく、行政が統治する為に設けた道。道には駅家(うまや)を30里(16㎞)ごとに設け、役人の乗用に供していた。

東山道のルート。(あくまでこんな感じってことで)
東山道ルート
さらにざっくり過ぎますな (^-^;
滋賀県瀬田市(琵琶湖の南)から宮城県多賀城市(多賀城)まで、その先2つに分岐して岩手と秋田北部まで延び、約1000㎞もあったらしい。
そして自分が住む信濃の国のルートはだいたいこんなルート。
中津川ー神坂峠ー伊那街道ー塩尻峠ー松本ー保福寺峠ー青木村ー佐久ー碓氷峠
現行の道をルート検索したので、もちろん東山道とは違うけれど、このあたりだったってことでご勘弁。今なら6時間6分で行けるんですねぇ (^-^;。

伊那谷は西山麓(現行の県道15)あたりを通ったルートなどもあったようだ。

この中で難所と呼ばれたのが、神坂峠、保福寺峠、碓氷峠であった。
神坂峠・・・1560m
保福寺峠・・・1340m
碓氷峠・・・1190m
特に神坂峠はあまりの難所故、後に吉蘇路(きそじ、現在の木曽路)が東山道の一部として作られたとも言われている。
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表面程度のお話です・・・ 
今回はこの神坂峠と阿智村辺りをうろうろしてみる。
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6時半出発。給油後、木曽路を中津川へ向かう。

途中、上松で小野ノ滝へ寄ってみた。




かの葛飾北斎が描いた「諸国滝廻り 木曾海道小野ノ瀑布」と似たような構図で撮ってみました。(^-^;
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中津川のバイパスで一度給油。59㎞/l。もう一つ燃費悪い。
少し戻って県道7号線に入り、神坂峠へ行く前に落合宿へ寄ってみる。
落合宿 本陣前
馬籠宿の次の宿場町であり、岐阜の最初の宿場(中山道44番目)にあたる。馬籠の次を一度見ておきたかった。まぁ、本陣ぐらいしか無いのだけれど。
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県道7号線に戻って後は神坂峠を目指す。

強清水
山の保水力は凄いなと思う。けど、ほんとに1300年以上前からここに湧き出ていたの?
神坂峠祭祀遺跡
う~ん、今日はだめだ。峠付近は車だらけ。登って来る時から車の後を走ってきたけれど、やっぱりねって感じだ。東山道に思いを馳せる・・・なんて感じではないな。人と車でどうにもならん。
なので峠はささっと通り過ぎてその先まで行ってみる。
ヘブンスそのはら 展望台との分岐地
右が阿智村へ行く林道大谷霧ヶ原線で、左がヘブンスそのはら 展望台への道。展望台へ行く道も一般車両通行止めの看板が出ていたが、これだけ全開になってたんじゃ普通行くでしょ。
ヘブンスそのはら 展望台から
すこしダートを走ると展望台へ出れる。この道はロープウェイの管理用だろう。
登山客や観光客も歩いてるし、居心地悪いのでさっさと分岐まで戻る。
林道大谷霧ヶ原線ゲートは右側がすこし空いており、行こうと思えば行けそうだがどうしようか。でも恵那山登山口などもあるので絶対に人が歩いていそうだし、バツ悪いんでやめ。
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県道7号線を戻り、馬籠~国道256号線~県道109号線~県道89号線(園原インター)~県道477号線と繋いで神坂峠の阿智村側へ来る。
阿智村側から神坂峠の行けるところまで行ってみよう。
阿智村~神坂峠
駒つなぎの桜
暮白の滝
暮白の滝 展望台
神坂神社。創祀(そうし)年代は不明だそうだが、昔の人は峠を越える前にこの神社で無事を願ったんだろうか。
神坂神社
2本あった日本杉の一本が明治25年に倒れたとき、樹齢2000年であったという・・・。
でも樹齢の算出は難しいらしく、屋久島の縄文杉でさえ当初7200年と言われたが、現在は2000~3000年と言われている。幹の周囲約16メートルの縄文杉でさえ2000年強なのだから、この杉は・・・1000年無いよね・・・?
日本杉(やまとすぎ)
神坂神社までは舗装路だが、そこを過ぎるとダートになる。やや荒れなダートでクレバスも多く、雨が降ればきっと川になる。

ルートマップ
このルートマップでいうブナコースの車止めゲートまで行ける。このゲートも抜けることは可能。しかし、途中で山ガールは歩いてるし、この先も絶対に人が歩いていそうなのでやめ。まぁ、ハイキングコースだしね。
車止めゲートとその右側
この後、林道大谷霧ヶ原線の阿智村側や弓の又林道へ行ってみるも先に進めず、撃沈。
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神坂峠ってメジャーな登山、ハイキングの地になってしまったのね。ここまでとは知らなかった。もっとひっそりとした昔ながらの峠であって欲しかった。以前は全線ダートだったそうで、結構酷かったそう。そのままだったら良かったのにな。
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この後、昼神温泉でも寄ってこうかと思っていたが何かすっきりしないので、飯田市から鳩打林道を走って帰ることにする。

鳩打林道は飯田市から県道8号線大平宿までの林道。峠の隧道より先がダートになる。砂地の林道だが高低差もなく見通し良くて走り易い。
垂れ流し動画ですが。



県道8~国道256~木曽路と走って帰宅。

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result

走行距離365㎞
燃費58㎞/l
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2017年7月1日土曜日

クロスカブに IRC FB3 を履く

ダートでのフロントタイヤの情けなさに我慢できず、IRC FB3をポチる。
FB3はホンダ ハンターカブの純正タイヤで、3Rよりブロックパターンの強いタイヤ。

左FB3 右3R ともにイノウエタイヤ

2017年23週目(6月頃)の製造であった。しかもこれ、Made in Japan。このカブで唯一の日本製パーツじゃなかろうか?
Amazonで購入したが、4月頃より安く3800円程度であった。たしか4月頃は4000円をゆうに超えていたような気がする。思わずポチッた。(^-^;

3Rは約16000㎞走行。フロントはリアの2倍以上持つ。ケチればまだ乗れるが、タイヤをケチるとより高く付くことは経験済み。

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バラシて、


やっぱり錆取り。Before, After。これが限界。錆取りが一番時間が掛かる。
しかし、内側の見えない部分ってホント適当って感じ。明らかにサンダーで削った後があったりして、がっかりする。もし熊本工場で組み立てたとしても、所詮部品は海外の輸入品なんだから、あんまり変わらんなと思う。


で、組んだ。FB3も3Rもミミが柔らかくて、自分のような素人でも組みやすいのは助かる。

今回は中華製純正チューブもダンロップチューブに交換した。ふんどしは毎回交換。

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早速ダートへ・・・と思ったが、ずっと雨だし、こんな時に山奥に行くのは自殺行為なのでしばらく我慢だ。

梅雨明けはいつだ? えぇっ!? この時期に台風上陸してるし・・・(-_-;)

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26460㎞
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追記
通勤でいつもの道を走ってみたときの感想。

あれっ!? 空気無いの? 抜けてる!? って思う位、ハンドルが重い。
これまではまるで接地感のないフロントだったのにやけに重い。ブロックの一つひとつが地面を掴んでるような。特に切り返しの時など、今まで感じたことのない「よっこらしょ」という感じ。
交換前は、もっと接地感が無くなるかもと思ってた。ん~、以外だ。

まぁ、まだ髭も取れないし、もう少し皮むきしてからだな。
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追記2
どうにもタイヤにパワーを食われてる感じがする。リアをGP-1にした時にも少し感じたが、前後ブロックパターンになってより顕著に感じる。60㎞/h過ぎからの伸びがもう一つ鈍くなった。

林道などのダートでは、やっぱりブロックタイヤ、安定感が違う。変にフロントが流れなくて落ち着く。全走行距離の5%もあるかどうかのダート走行だけれど、こればかりは趣味の世界なのでね。
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